好きな接客

好きな所にしかいかないから、そこには顔見知りができて
さらに居心地がよくなって、ほかにいかなくなって
どんどん仲良くなる。
でも、まあ、たまにはそうでないところにも行きます。
好きなものはたくさんあるんだけど、少し苦手。
個人のお店じゃなくて、会社、な感じがするからかな。
でも、そこにいくとたくさんたくさん、憧れの素敵なものが見れてしまうから
つい、ときどき覗いてしまう、そんな場所があります。
もちろん、顔見知りの人もいない。
でも、とても後味のいい接客をしてもらってちょっとまだその余韻に浸っている。
あまり愛想がいい方ではなく、着ているものもスタイルも全く違う
お互いに別の世界の人なのは一目瞭然で、少し苦手なタイプなくらいの女の子。
でも、今も覚えている。
夏に退院後やっといけた神戸で友達たちとそのお店にいったときも
彼女がいて、まるで買い物はする気のない冷やかしのわたしたちを
さらりともてなしてくれ、すこしリラックスしてお茶に興味を持ち始めたときに
押し付けがましくなく簡単に説明をしてくれて、さりげなくお茶を出してくれました。
そのお茶が意外にもとてもおいしかったので、思わずいろいろ聞いたら、
そのクールなままで、でもとても丁寧にお茶のこと、ブランドのことを説明してくれて
とても欲しくなってしまったのです。
昨日も彼女がいて、またもや冷やかしの私たちに、特にかまう訳でもなく
ほっておくわけでもなく、でも、おいてあった見たことのない
キャンドルがあまりにもいい香りで、思わずいい香り、と口に出したら、
どんどんそのキャンドルの素晴らしさをクールなまま教えてくれて
その香りが好きならきっとこれも好きだと思う、、、と香水も教えてくれ、
少し敷居が高い(ように感じる)その場所におかれたあれこれを丁寧に
勧めすぎず、勧めなさすぎず、とってもちょうど良かった。
今は買えないけど、あれを買うときがきたら、ここにこよう、と
心に決めたくらいに。
わたしは物販の仕事をしている訳ではないけれど、でも、彼女の接客は
私も見習いたい。
自分が本当にいいと思っていて、大切にしていて、
相手もそのものが本当に好きで、いつか欲しいと思っていたら、
その両方は、タイプの違う人でもちゃんと伝わるんじゃないかなあと思ったのです。
まだ自分の中で整理できていないけれど、とても貴重な経験。
だって今まで好きになってきた人たちは、明らかに、同じ世界や
明らかに憧れの世界の人たちだから。
というわけで、あのキャンドルか香水がほしいなあ、と
その時がくるのを楽しみにしているのです。
dyptiqueとはまた違った世界。
ちなみに、好きじゃない接客は、
最後の一つです、とか、聞いてもいないのに一方的に知っていることだけを
延々説明してくれたり、それ以外のことを知らなかったり。
ああ、ごめんなさい、わたしはここではお買い物したくないや、と
同じ物を別の場所に買いにいったりしてしまうのです。
反面教師。
わたしも、気をつけよう。
あと、ちょっと興味を示したものを、どれも目の前に持ってきてくれるのも
あからさますぎてちょっと苦手です。
でも、もてはやされてるのよねえ、、、ちょっと不思議。
後半、悪口です。ごめんなさい。笑