チビ

ほとんど毎日、なでさせていただいているからか、
すっかりチビがわたしのことをだいぶ好きになってくれました。
なんかちょーだい、というわけでもなく
(そもそも、なんかあげることのほうが少ないから
 チビの中でわたし=ごはん、ではなさそう。)
最近はチビの方からやってくるし、結構遠くまでお見送りしてくれます。
きっと、チビが話せたら、ちょっと鼻声のだみ声で
あめちゃん!っていってねんやろなあ、と妄想しながら
お話をしながら、なでてなでて癒されています。
私の最大のライバルは毎日ご飯をあげているチビがさびおと一緒に
お世話になっているおうちのおじちゃんで、
少し前まで、ご飯タイムに通りかかったら、それはそれは気がそぞろで
ろくに遊んでくれなかったのが、最近はおじちゃんが帰宅するドアの音がしても
チビ坂をまだ一緒に登って歩いてくれるようになりました。
さすがにおじちゃんが裏口から出てくる音がしたら(=ご飯タイム)
飛んで行ってしまうけど。
もういかなあかんねん、またね、チビ、とついてきてくれるチビを
何度も立ち止まってなでて、バイバイして、またついてきて、
またなでて、その繰り返しをして、ある程度のところで
チビは座ってしまいます。
時間にまだ余裕があれば、しゃがんで呼んでみる。
チビ。
それで、立ち上がってやってくるときもあれば、
足を揃えて座ってこっちを見て
うにゃ。
のときも。
あれは、あめちゃんが来て!なでて!なんやろうなあ。
そんなときはちょっと戻って頭だけなでてバイバイします。
振り返ったら、チビはそこにまだいて、悠々と毛繕いしたり
足で首を掻いたり、欠伸をしてるのがみえます。
踵を返して行くとこはみたことないや。
まだこっちを見てることもないけど。
そう思えば、なんとも優しい子だなあとも思う。
なにかにつけてさびおをいじめるのが、気になるところですが。

ぶれていますが、チビとさびお。
チビの顔は相変わらず怖いけど、これでものりのりでしっぽぴーん、で
私になでられにのしのしと歩いてきているところです。
(機嫌の悪いときの顔は本当にひどい、、、)
あ、話しかける、といっても、チビ、と呼びかけるくらいで、
あとはいろいろ思いながら、ただただなでたり、
少し引き寄せてどこかふれあって夕暮れを見ながら
心の中でお話をしている気がします。
明日は二人に会えないや。ちえ。