あまり良い習慣ではないのは自覚しているけれど、ここ数年、目が覚めたらまずIGを見ている。もしくは、日付が変わった夜中に。 それは過去の今日の写真を見せてくれるからです。
ちなみに7年前の今日は沖縄で桜を見ていたと教えてくれました。 (投稿のタイミングでタイムラグがあると思うけど) それを見るのが好きなのです。 自分で振り返るのとはまた違う感じがするからかな。 ああ、そんなことがあったなあ!と思うのも、この出会いがああなるのか、とか、この時の経験が、、、って実感するのが面白い。 ここ数年の私は過去の自分の後押しで生きている気がする。みんなそうだと思うけど。 そんな過去をピックアップしてまたストーリーにあげるのだけど、そういうときは過去の出来事や自分に感謝するようなものだけにしています。 このときの自分に今の出来事を教えてあげたい!って思うようなこと。 もちろん、そんなことばかりでできているわけではないです。 失敗のままの失敗もあるし、素晴らしい出会いにだって別れはあるし、忘れたいような思い出もある。 でも、いいことは続いていくんだな、と当たり前のことに気付きました。 こうして振り返れば、嫌なことのほとんどはとりあえず終わっている。 残念に思ったり、悲しく思うことももちろんあるけれど、それも含めて、時間が経つ以上過ぎ去っていく、というのは心強いことです。 今、辛いことや嫌なこと、もやもやしていることも、生きてさえいれば数年先には思い出だということです。 おそらくこのコロナウイルスの日々でさえ。 それを、どうにか「あの時は大変だったねえ」と言って振り返りたいと心から願っています。そうならない可能性はすべての人にあるのだから。
最近は少し気を付けて写真を撮っています。 気を付けて、というか、気を配って。 カメラを6年ぶりくらいに変えました。機種は同じだからレンズも同じだし、使いがてもほぼ同じで、あまりものとして変わった気がしないけれど、レスポンスが全く違うのでドキドキします。 父に貸してもらって以来、ほぼこのカメラで撮ってきました。 去年あたりからちょっと調子が悪く使いにくくなっていて、それは故障だけではない部分もありそうだし、そして気がつけばもう6年くらい使っていて、いろんなことを考えたら買い換えるなら今のタイミングしかないかもなあ、と漠然と感じたのでした。
そういえば去年から私はいろんなものをアップデートしています。 ものは大事に使いたいけれど、新しくしていかないといけないものもあります。 医院のものがそうで、幸いにも(?)父から医院を引き継いだのでほとんどの機器はそのままなのですが、なかには40年以上経っているものもあります。 そんな機械大丈夫?と心配されそうですが、まあ、原理的にシンプルで原始的な機械だから壊れず使い続けているので、治療そのものに使うものだはないのがほとんどです。そしてデザインに関しては40年ものの方が素敵で気に入っていたりも。 ただ、それもさすがに寿命がきます。 そしてコロナ禍のせいで、大幅なアップデートが必要でした。あとになって、補助が出ることになりましたが、そんなものが貰えるとは思えない状況でたくさん買い換えた自分を褒めてあげたい、、、、 そうやっていると、お金をかける、ということの意味が実感できてきます。単にものを買うのではないな、ということ。 覚悟を買うということ。そんなおおげさな、って感じですが。
スマートフォンもまだまだこのままで良いような気もしたのですが、前回変えた時に2年で変更した方がお得なコースにしてしまい(本当に得かどうかは謎)その2年も過ぎ、このタイミングしかないよなーと思って、あまりよく考えないで機種変更をしました。スマートフォンがあってこそのamelaboの活動なので、これは必要経費よ!と(こういうところ、なおしたい)変えたら、けっこう変化していた。 たとえば、暗いところで写真が撮れるようになっていた。 それ以外にもなんかあった気がするけど、X→12の間には進化していて、わたしにとっては、「小さく縮こまらない気概」みたいなものを買ったという部分も含めていい機種変更だったような気がします。
でもまあ、現実なことをいうとカメラかな。 Xにもポートレートはあったけれど、それとは比較にならない自然で美しいカメラで、私のような使い方だと、フルサイズの一眼かスマートフォンか、の2択でよくなった、という気がします。カメラを持ってない時に綺麗に撮れる気がしなくてもう諦めることが多々あったけど、12proになってからは、これでも/これだから撮れる写真を楽しんでいる気がする。
あと20年もしたら、新しいものについていけなくなるだろう、と新しいもの好きの父を横目に思います。 でも、80歳を過ぎてもデジタルにも新しいシステムにも対応している患者さんもいます。だからこそ、今の歳でわからないままにしてしないでいることを減らしておかないとな、と思った次第です。
そんなこんなもすべて、ここ3年くらい、すっごく内向きに生きてきたんだなあとしみじみ思う。開業からの2年とコロナと出版の1年。 ちょっと浦島太郎みたいな気分なのです。 あれ?いつのまに3年も経ってるの?どうしてこれはこんなにもう新しくないの?あれ、知らないうちに結構歳をとったんじゃない?って。
多分その感覚は間違ってないので、今はこの先の10年を楽しむための内外のアップデートの期間だと思っています。