amepaper

念願の包装紙が完成しました。
サイズはA2で、少し透け感のあるずっと使いたかった紙です。
A2サイズにしたのは、たいていの物を包みたかったから。
そしてポスターのように使いたかったからです。
思えば、最初の印刷物amenote#00を作る時に、
デザイナーのなおさんが言ってくれた、
畳んでも、広げても、切り離しても楽しめる物を、という言葉、
今回はそのことはお互いに確認した事はなかったけれど、
まさに、そんな1枚になりました。
これまで、ほとんどの物を自分でちまちまとプリンターで印刷して作ってきたわたしにとって
印刷する(オフセット印刷すること)のはとても勇気のいる事で、
最初のamenoteができたときの感動はちょっと忘れられないものです。
その後に、トートを作ったときも、バッジを作ったときも、
お皿ができたときも、本当に本当に嬉しかった。
達成感といったらいいのか、本当に嬉しい瞬間で、感無量というのがぴったり。
もともと物を作るのが好きで、何か作るとすっきりするのが楽しくて
いつもなにかを作ってきたような気がします。
リースも、石鹸も、パッケージも、イラストも、できたときの達成感が
なによりも楽しく、ストレス発散になるから続けてきたのだと思います。
IGもそのひとつ。
ちょっと撮って、文章も書いて、ぽちっとポストする事で、
ひとつなにかが出来上がって、ちょっとした達成感があって、すっきりするのが
楽しくてこんなにずっと続いているのだと思います。
だけど、この包装紙は、これまでと少し違う感無量な感じでした。
文字ならいくらでもかけます。
写真よりも、文章よりも、イラストよりも、一番手っ取り早くかけるのが文字です。
タグも100枚くらいだったら、取り込んでデータにするのが面倒だから手書きにしてしまう。
でも、印刷された自分の文字は、手書きの原稿のものと同じなのに
原稿とも、インクジェット出力とも違っていて、気持ちのいい透明感のような物があります。
もちろん、何度も何度も何度も書き直して作った原稿だから、自分の文字でも
見ていてあまり後悔がないのも、いつもとは違う感じの理由かも知れません。
自分が作った物を自画自賛するのは恥ずかしい事ですが、
今回の包装紙は、とってもとっても気に入っています。
もちろん試作のときにもいろんなものを包んでみて雰囲気を掴んでから
原稿を書き始めたので、想像はできていたけれど、
実際、その辺にある物をなんでも包んでみたら、どこが出てきてもいい感じ!
字は書いていると、絵を描いている気分になってきます。
特にこの手の文字は字というよりは、線を描いている気分だから、
無作為に表になった面に文字の一部が線として現れるのがとっても嬉しい。
(そのおかげで、原稿に大量のスペルミスを発生してしまいました)
(訂正済みですが、よくみたらまだあるかも知れません、、、、)
少し透けるので、重ねるようにするのも楽しいと思うのです。
きっと色のある紙の下にして透けて見える感じを試すのが楽しみ。
書いてある文字は、一応A-Zですが、名詞だったり形容詞だったり、動詞だったり、
ごちゃ混ぜです。
嬉しくて嬉しくて届きたての写真をポストしてしまったけれど、
嬉しいコメントがたくさん頂けてほっとしています。
お披露目は10月の個展だから少し先になりますが、
手に取って見ていただけるのが楽しみです。