ここ半年、名刺を使う機会が増えました。
阪神百貨店の各部署のみなさまとバーチャル駅長取材のときばっかりですが。
バーチャル駅長の名刺は阪急さんが作ってくれたものがあります。
amelaboの名刺は去年の今頃、四苦八苦しながら自分で作ったものです。
私はデザイナーでもなんでもありませんから、基本的にはイラストレーターがほぼ使えませんが、
去年から最低限どうにか入稿して作れるようになっています!
それもこれも名刺を作らないといけなかったからできるようになったこと。
デザインを全てプロのデザイナーの友人にお願いするのも一つですが、
刻々と変わるものは自分で作るのがいいような気がしています。
これまでもインクジェット出力のものは全て自分で作っていて、
印刷に出すものを彼女にお願いするというスタンスでしたが、
インクジェットで作っていたものを印刷に出せるようになった、という感じです。
だからデザインが必要な時はやっぱりプロにお願いしようと思っています。
デザインって面白いなあとしみじみ思います。
デザイン次第で同じ写真や文字も見え方が随分かわり、逆もまた然りです。
阪神さんに作ってもらうものは、私とデザイナーの彼女とで作るものとは少しテイストが違うことが多々あります。
でもだからこそデパートで作ってもらった感があり、阪神さんとしてはこれまでと違うテイストの写真を
取り入れることでこれまでとは違った感があるんじゃないかなあと想像します。
そのミックス感というかなんというか、それがとっても嬉しい。
私が今取り組んでいるものは、わかる人にわかればいい、というものではありません。
知らない人にも、知っている人にも心地の良いものを作りたい。
期待に答えつつ、これまでのことも引き継ぎつつ、それぞれの人にとって
いいところがあるものを作りたい。
なんてよくばりな!と自分でも思います。
そしてそんなことを考えるようになったのはどうしてだろう、と自分でも不思議です。
私は自分がいいと思ったものだけをしたい人間だったはずです。
どこで変わったんだろうなあ。
思い返せばここ5、6年での変化です。
それは思い返したら共感の嵐ではなく、あれ?なんでそんなこというの?という疑問が
私にいろんなことを気づかせてくれたように思います。
共感も素晴らしいんだけど、?って思ったことをしつこく忘れない自分が
子供の頃からずーっと変わりません。
変なこと言うなこの人、と最初に思ったのは幼稚園の終わりか小学生くらいのはずです。
ありがたいことにたくさんの先輩や師や仲間に恵まれ、
何周も回っているうちに、その疑問が少しずつ解きほぐされ、
自分のものになっていったこともあるし、
受け入れきれなくてほうり出したものもあるし、
保留のままのものもあります。
今はまだ先輩たちがそれぞれ見守っていてくれていますが、
もう少し先まで行ったら一人で自分の道を歩いていかないといけないような気もします。
ということで、来年にむけて新しい名刺を作り始めています。
きっと佳境に入ったらいいアイディアは出てこないから今のうちにたたき台を。
そしてあとしばらくの間amelaboの名刺が頑張ってくれそうだから
自分らしい名刺入れを手に入れました。
どんな名刺入れが自分に似合うかなあと思ってきたけれど、
今使っているステンレスのはちょっと使いにくく、
間に合わせに買ったものだし、
憧れのブランドの革のものにしようかと思ったけれど、
ちょっと違うなあという気もします。
そしてファブリックのものをキレイに使いこなす自信がありません。
ながくきれいに使えて、わたしの雰囲気や価値観を補足してくれそうな名刺入れ。
そんなんあるかな〜と思ったら、ありました!
わたしはBAOBAO(ISSEY MIYAKE)が好きです。
プリーツプリーツの服のラインもずっとすきだから、好きなんでしょうね。
BAOBAOの塩梅がわたしにはとってもしっくりきます。
いまはすっかりアジアからの観光客の人が買っているイメージですが、
素直に見るとやっぱり洒落ています。
(同じくギャルソンのPLAYも観光客の人が買っているイメージですがやっぱりかわいいなと思います)
この名刺入れ、少し大きめだからこれでカバンの中で行方不明になることもないでしょう。
しっかり私を補足してもらおう!!