amelabo

いつからanelaboと書き始めたのかよく覚えていませんが、
意外と響きがよく、字面もよく、なんでも作れる感じなのでそのまま使い続けています。
でもまだロゴがなく、いつも手書きでごまかしてきていました。
なにかちゃんとした印刷物や商品を作るときにロゴを作ってもらうのが楽しみで、いつ、だれにお願いするのかなあと他人事のように思っていました。
IGに時々書いているケーキ屋さんをオープンさせた友人はタイの男の子なのですが、知り合ってからやり取りをしていくうちに、もともとはインテリアデザイナーで、自分のケーキ屋さんをオープンさせるところで、自分のお店の設計もロゴもすべて自分で作っていることがわかりました。
カタコトの英語と写真とLINEのスタンプを通してどんどん仲良しになって、いろんなデザインやケーキや食べ物の情報をやり取りしてきました。
あったこともない、話したこともない、しかも言葉も十分には通じない。でも毎日やり取りをしていくうちに、冗談を言ったりからかったりできるようにもなり、多分ふたりともこの機械の中に不思議なくらい気持ちが通じ合う友達ができたのだと思います。
そんなやり取りをしていた時期は私自身のとても大変な時期と重なるのですが、毎晩深夜に届くメールや夜中に目を覚ましたときに交わすLINEに何度救われたかわからないし、知らない世界と優しい気持ちと楽しいやり取りに、言葉通りいつも笑顔にしてもらってきました。
気持ちが等しい相手、なんてそうそう出会えない。
なので、ロゴはどうしても彼に作ってもらいたくなったのです。
ただ、わたしたちはあまり込み入った話ができるほど英語ができるわけではないので、詳しい話はあまりできない。ロゴをお願いするにはイメージや希望を伝えないといけないから無理かなあと思っていたのですが、でも言葉がしっかり伝わらないからこそ、彼がわたしに抱くイメージでつくってもらえるような気がしてお願いしたのです。
amelabo、の文字と、白黒で仕上げて欲しい、伝えたのはそれだけ。
あとは彼にお任せしました。
できあがったのは本当に私の作るものになんでもあうとてもとても素敵なロゴで、
自作の包装紙に貼った時の感動は忘れないと思う。
単なるマークではなく、お守りのような、私にとってはそんなロゴマークです。