リアルチビ

その夢中になっているフェルトがこれ。
もともとフェルトは大好きで、5、6年くらい前にとっても夢中になっていたので
うちにはたくさん羊毛が。
ごしごしタイプのフェルトを主にしていて、書類ケース等を作っていました。
あとはアクセサリーとか。本当はルームシューズが作りたかったのだけど、
ごしごしフェルトの果てしなさに途中で断念してしまい、
最近はもうずっと何もしていませんでした。
お正月にフェルトの先生の作品を飾ることくらい。
(先生のリンゴは本当にかわいい!)
そんなこんなですっかりフェルトのことを忘れていましたが、
タイの友達が亡くしたマカロン(コーギー)の人形を
彼のIGの知り合いの日本の方が作って送ったのを見て、
あ!そういや私の趣味もフェルトやったやん!と思い出したのです。
わたしはあまりファンシーなフェルト細工は好きではないので、
動物を作るなんて考えたこともなかったけれど(シルバニアファミリーみたいで苦手)
リアルな顔だけの人形を作ったら楽しいかも!と思って作り出したのがきっかけでした。
試行錯誤でし始めたけれど、わたし、犬の顔の構造は何となくわかるけれど、
猫とは暮らしたことがないから成り立ちがよくわからない。
鼻はどうなってるの、、、?口元のふくふくした感じはどうしたらいいんだろう、、、
(猫は意外と鼻筋が通っていて、ほっぺた、と言うものが存在し、
おでこがしっかりしてる感じ!!)
チビの写真を何枚も何枚もいろんな角度から見直しながら、ふむふむと作っていったら
作りながら笑えるくらいチビなものができてきました。
そうしてなんかいい本ないかしら〜と検索したら!
なんと!
同じことを考えていて、すっばらしい作品を作っている人が!!!
まさに私の作りたいイメージそのものの本が販売されていたので、
翌日その本をジュンク堂に探しにいき足りない羊毛を行き慣れないユザワヤで購入し、(こまごまとしたものを自分の足で探して買い物するの久しぶりだったので楽しい!ネットのお買い物に慣れてる証拠、、、、)
ほぼ出来上がっていたチビを前に本を読んだら、大まかな作り方はあっていたようで、
口の付け方やニュアンスの付け方を勉強〜。
(でも、あの本を見てからそのまま作ろうと思ったら難しいような気もする、、、、)
で、できあがったのがチビですが、そこからも数日に渡り手直しを。
なんとなくチビと違うと感じるのはどこなのか。
あの目つきは最高に悪いのにずるい感じがしないのはなぜなのか。
無駄に真剣な顔をしている感じはどうやったら出せるのか、、、などなど考えて修正をしています。
もう修正が利かないところまで修正しちゃったからこれで完成だけど、
おかげで私の手のひらにはチビちゃんが。
もう1年触れ合っていない、もう窓越しに会うこともできないチビちゃんがやってきました。
あんまり似てるので(あともうちょっと違うところがあるような気はするんだけど)
目が合うと笑ってしまうくらい。
そしてそのあと続々と作品を作っていますが、
最初のチビは意気込みと作り込みようがすごかったので(作り方がわからない、というのは、
どっかを端折ったりしないので、細部まで作り込まれているんだろうな、、、、)
そのあとの作品とどうも差があるような気がしてしまいますが、
今度は知り合いの猫達をモデルに作り出したらまたリアリティが戻ってきて嬉しい。
私が自分のなかで唯一誇れるのはこの集中力だな、と改めて思う次第でした。