探し物

朝から探し物をしている。
見つからないので捜索範囲が広がって、いろんな過程があって昔のスケッチブックも開いてみた。
おお!
可愛い!
好きよ、この感じ!私!
と、パラパラめくりながら。
10年ほど前の年越しに書いたであろうスケッチブック。
きっとあの時だな、となんとなく覚えているけれど定かではない感じだし、
この絵は覚えていない。
そして、この赤いモレスキンの手帳は結局ろくに使うことがなかったのは覚えている。
たった10年前だからさして絵のタッチも変わらないし、字も変わらない。
けれど、10年前はそんなにマメに絵を描いていたわけではありません。
きっと思い出したように時々描いていただけ。
ここ数年の方がずっとたくさん描いている。
でもそれは見てもらえる場があるから、というのはあります。
この頃は、誰に見てもらうこともない、誰に見せるあてもない
何かに使うあてもない絵をこうして自分のために書いていたのかと思うと、
なんとなくちょっと切ないけれど、それ以上に純粋に思えます。
描かずにはいられなかったんだろうなあ。
今あのスケッチブックがどこに行ったか全く予想がつかないのだけど、
私は高校の終わりから大学生の頃の自分の絵が好きです。
あれ、どこにあるんだろうなあ、、、、、
今見たら大してよくないのかな。
ところで、探し物は見つからないまま。
おかしい。
あの紙がきちんとファイルされて収まっている絵面が想像できるのにそこにないなんて。
(単に整理が悪いだけ)