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5月の半ばから一月半も身体の事と仕事でいっぱいいっぱいで
他の事をする余裕があまりなく過ごしていましたが、
苦手な漢方も毎日毎食後欠かさず飲み続けたおかげか、
食事の工夫の仕方も分かってきて、ようやくそんなに
はらはらして過ごさなくても大丈夫になってきました。
6月が終わるまでに、やっとエンジンがかかり、
10月に向けてのタイムテーブルを細かく割り出し、
少し寝かしていたあれこれを一気に進めている毎日です。
今日はタイミングよく一つ大きな入稿が済んだので、ほっとした一日。
ほったらかしだった日記もこうしていきなり怒濤の更新です。
昨日は、世間が夏休みになる前にどうしても平日の昼間に行きたかった展覧会に。
舟越桂/私の中のスフィンクス
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1506/
県立美術館は一番好きな安藤建築の一つなので、行くこと自体が楽しみですが、
入ってすぐの作品から、本当に違う空間にいるような、
すばらしい展覧会でした。
幸いな事に、どの展示室でもほぼ貸し切り状態で見れたので、
静寂な空間にたたずむ作品を、ゆっくり、ほんとうにゆっくり楽しむ事ができました。
あまりにも美しくて、本当にずっと見ていたくなる。
肌も、目も、鼻も、額のちょっとした筋や、指先の美しさ。
かすれたような色合いもたまらないし、近年の湖の底のような
青緑のまばゆい美しさもたまらない。
異形、と舟越さんは書いていましたが、
人のようで人でない形をしたものたちやスフィンクスたちは、
幸せでも不幸でも、喜びでも悲しみでもない、静かな静かな感情に溢れているようでした。
人間という存在は、見えているものと見えていないものの両方でなりたっている、と
書き記されていましたが、それをどこまでも突き詰めたら、
こんな形として現されるんだ、と肌で感じるような展示。
見ているときから、ああ、もう2回は見にきたい、と思ってしまいました。
本当に素晴らしい展示。
会期中にまた見に行けますように。
カメラはもちろん、GR。
珍しく取り扱い説明書を隅から隅まで読んだので、
普段使いこなせないボタンもスムーズに!
使えば使うほど、買ってよかったこのカメラ!!!
(エフェクトが、いつもIGで表現してるフィルターにそっくり!)