ねこのこと

今日は仕事がゆっくりなのと(うれしくない)
やっと元気が出てきて頭がはっきりしているので(うれしい)
久々にいろいろ更新しています。
写真の猫はチビではなく、沖縄の瀬底島にいたかわいい子。
人懐っこいどころじゃなくて、もう、なでてなでて、かまってかまって、と
わたしたちにまとわりついていたかわいいかわいい猫です。
チビは実家の近くで時々見かける野良猫だったのですが、
1月の終わりから実家と部屋を毎日行き来するようになり、
ほとんど毎日顔を見るようになり、
目が合って、ちらっと見られたり、見たり。
それがだいぶ長いこと続き、そのうち道にちょっと立ち止まって眺めるようになり、
チビもちらっと見ながら、知らん顔をしてる、という感じに。
1月2月のくそ寒い(言葉が汚くてごめんなさい)ときに、毎日毎日
寒い中一度実家に戻ってまた部屋に帰るというめんどくさい生活の中で
ささやかな楽しみになっていました。
毎晩、通りすがりに見つけては立ち止まり、少し近寄るようになりました。
すぐに逃げることはなくなったけれど、一定の距離まで近寄ると逃げてしまうので、
逃げてしまうところまではゆっくり近寄ってそれ以上は追わない、を繰り返していたら
距離がだんだん縮まって、指を出したらにおいを嗅いでくれる、というところまで
仲良くなったのはたぶん春頃のこと。
鼻は触れてくれるけれど、触らせてはくれない。
それでも、チビが離れたらそれ以上追わない、を繰り返していました。
くんくんと鼻を寄せてくるし、顔をみてにゃあにゃあ、というので興味はあると思うのだけど、
それ以上は無理なのはなんでだろうなあと考え、
あ、、、、!と思いついたのが、、、、そう、貢ぎ物です。
ただじゃ触らせないわよ、ってことかなあと、思っていたある日の夕ご飯にちくわが。
ほんのかけらをラップに包んで、帰り道にいつもの小道に。
いつも通り、ちょっと近寄ってくるちびに、そっとちくわのかけらを差し出しても
においを嗅ぐだけで食べようとしません。
かけらが大きいのかなあ、(大きくなかったのですが)と、さらに小さくして
地面においたら!食べてくれました。
嬉しくって嬉しくって、その日はほくほくでかえったのを覚えています。
その次の日は鰹節をほんの少しまたラップに包んでお持ちしたら
もそもそと目の前で食べ始めたので、少し触ったらびくっとしながらも
触らせてくれて、その日からは近づいても逃げないし、いつでも触らせてくれるように。
実はこの小道にはチビ以外にも猫がいて、えさをやっている人がいる形跡もあって、
でも、野良猫にえさをやるのは本当はだめなこと、と思っているので、
責任をとれない通りすがりのわたしは、せめてものルールとして、
チビにしかあげない(いいのか?)
目の前で食べきれる量だけあげる、と決めて、
ちいさなちいさな猫のかりかりの食べきりパックのようなものを一つコンビニで買って、
時々5粒とか8粒とかあげていたのです。
(チビとしたら、まあデザートのようなものだったのかも)
毎日あげる訳でもなく遊ぶだけの日のほうが多かったくらい。
それでもそのうち、足にすりすりするようになり、
夜道でもわたしがチビのいる小道に立ち止まると駆け寄ってくるようになりました。
けれど、一度夜道でチビと遊んでいたらご近所の人にえさをあげないで〜、と注意され
(幸いその日はあげていない日だったのだけど、、、、)
確かにそうよね、、、と思ったので、それ以降は遊ぶだけ、と決めたのです。
なのでまだその小さなパックのカリカリが残っています。
顔をみてにゃあにゃあ言う時は、
なんかちょうだい!ちょうだい!、だと思うのですが、
今日はなんもないわ〜といいながらひたすらなでていたら、
なんもくれないけど遊んでくれる人、と認識したのか、
なにもあげなくても呼んだり、ご機嫌の時はチビの方から見つけて寄ってきます。
ご機嫌斜めの時は呼んでもこないし、しゃーなしになでさせくれるけど
どっかいってしまったり、、、な日もあるし、時々姿を見ない日もありますが、
基本的に夕方、ひとしきりなでて遊んで、写真を撮って、バイバイして、
また帰り、なでて遊んでバイバイする、という毎日を繰り返しているのです。
なかなかかわいいやつなので、他にもわたしのような存在は数名確保しているようで、
たぶん、わたしを含めて2、3人チビに首っ丈な人がいそうなのですが、
まあ、チビが一番好きなのはわたしに違いない、と信じているところです。笑
そんなマイペースなちょっと目つきの悪いおもしろい柄の猫がきっかけで
ご近所さんとお知り合いになれたりも。
わたしに時折やさしいコメントをくださるフォロワーの方が、
わたしの友人がアップしてる猫とたぶん同じです!と教えて下さったのです。
まさに同一猫。しかも、なでられてる動画!
ちょっと浮気現場を目撃した気持ちになりましたが、笑、
その方はいつもチビがいる小道に面したおうちの方で、
窓辺にかわいい猫がいて、飾り物もかわいくて密かに気になっていた窓の方でした。
そんなご近所さんだから、出会うのに時間はかからず、
夜に窓辺でこんばんは〜と声をかけることもあるし、
わたしがとぼとぼ歩いていたら声をかけて下さることも。
お留守の時もおうちの前で窓越しに2匹の猫ちゃんと、のんちゃんというジャックラッセルに
見られながらチビと遊ぶ毎日です。
なんだか本当に不思議。
この台風のときもチビが心配で仕方なかったけれど、
彼女が、うちの玄関前で避難してるから大丈夫よ〜と教えてくれたりして
チビをはさんでのご近所付き合い?が続いています。
ところで、わたしがいつチビを連れてかえるか、きっと気にしてくれている
方がいらっしゃるだろうなあと思います。
(メールにもたくさん書いて頂いてました!)
わたしも、いつこの子と暮らせるんだろうと思いながら過ごしています。
長い療養生活をようやく抜け出そうとして、もういやだと言ったらおしまいな気がして
ひたすら我慢して過ごしていた毎日で、行き帰りに会えるチビはわたしの心の支えみたいな
存在だったし、だいぶ元気を取り戻してからは、仕事や家のことでつらいことがあったら
チビをなでまくって癒されています。
会えない日は動画を眺めて1時間くらい過ごすことも、、、、
それでも連れてかえらないのは、自分の環境が整ってるとは思えないことと、
チビ自身、この小道でのびのびと過ごすのが幸せなのではないかと思うこと、
そしてチビの友達のこと(猫も人も)も考えています。
坂の上か、坂の下のどこまでもついてきてくれたら、その時は
環境もチビの幸せも全部請け負うつもりでいるのだけど。