猫は一生覚えてますよ

一昨日くらい、テレビで岩合さんの猫歩きをしていました。
それをぼんやり見ながら、もちろんチビのことを思い出していたのだけど、
岩合さんが、
「猫は3日で忘れるって言うけど、僕は違うと思う。
 猫は一生覚えていますよ。死んでも忘れないですよ」
と言ってました。
そうなのね。
きっとチビもわたしのこと覚えてくれてる!と思って
嬉しくなってしまいました。
まだ未練がましく、やっぱり連れてかえってきたらよかったのかなあとか、
くよくよ思うことがあります。
チビがいたらどんなんだったんだろう、とか。
でも、その度に、いやいや、私は対等だったチビが好きで、
その関係を守ったんだから、これでいいのよ、と言い聞かせています。
あんな関係の存在ってこの先きっとそうそう出会うことはないはずだから。
でも、忘れちゃったらやっぱり悲しいなあ、覚えていてほしいなあと思うので
岩合さんのこの言葉はとっても嬉しかった。
一生覚えていますよ。死んでも忘れない。
わたしもきっと死んでも忘れない。
大げさかもしれないけれど、子供の頃一緒に過ごした犬のことを
ずっと覚えているように、あの子のことを忘れないだろうな。
あの言葉は通じないけど、面白くて愛らしく、
自由で優しい友達のこと。
この間、窓の上にチビがいて、目が合ったら、
姿勢を変えて乗り出してこちらをずっとずっと見ていました。
わかったのかなあ。
わたしもしばらく眺めていたけれど、
立ち去って、振り返ると覗き込むようにこちらを見ていました。
嬉しいような、悲しいようなそんな光景。
でも、IGの方が言ってくれた言葉も大切に思っています。
アメさんはチビが選んだ友達なんですよ、って。
そして、そんなわたしがうっかりチビ似の生活している写真を目にしてしまわないように
してくれているんじゃないかなと思う、友人の優しい心遣いにも
心から感謝しているから、もうあの窓を見たり、あの虫眼鏡のコーナーを
見たりしないようにしよう、と思っています。
目に入らないところにいてくれたらこんなにもやもやしなくて済むのにね〜。
これも鍛錬ってやつなのかしら。
やれやれ。
このチビは、しばらくモデルをしてくれていたけど、
いい加減にもうそろそろ撫でてよ!!と言いたげに
うにゃー、と言ってきたときの写真。
チビの写真はいっぱいあるけど、もっと撮っておけばよかったな。