インスタグラムと写真とわたし

こっちの日記は、思っていることを丁寧に丁寧に書き記すもの、と思ってたみたいですが、
台北の写真が結構あるので、空いた時間にIGみたいにぽいぽいとアップすると
なんだか楽しいことに気づいてしまいました。
逆に最近はIGの方が、そうぽんぽんポストできない気分です。
そして基本的にはIGはiPhoneの写真、こちらはカメラの写真、と分けています。
(時々逆になることがあるけれど)
IGは始めた当初は、iPhoneだけのアプリだったし、
あの頃はそもそもまだスマートフォンの人は少なかった。
いまは、アンドロイド版ももちろんあるし、
スマートフォンじゃない人の方が少ないくらいの印象だし、
なによりもIGのユーザーの数が比べ物になりません。
私は最初の頃のIGが好きでした。
今は今で楽しいけれど、あの最初の頃の不自由さと手探りな感じが今でも懐かしい。
いまよりずっと性能の悪い3Gのカメラで、精一杯の加工をして、
手探りで似た感覚の人を捜し出し、
その人たちとどうしても連絡を取りたくなってしまったら、
どうにかして必死でメールアドレスやツイッターを交換して
繋がっていったのです。
その繋がるためのお互いの労力は、今と比べ物になりません。
こんなSNSで個人的なやり取りをして大丈夫だろうか、とか
変に思われないかしら、とか
でも、どうしてもお友達になりたいから、えーい、聞いちゃえ!みたいな
まるで告白するみたいな勇気をもって、私たちは繋がってきました。
今は随分オープンになり、DMというシステムが生まれたおかげで
簡単に個人と連絡が取れるようになり、
なにより、大手企業から小さな街のお肉屋さんまでがIGをしていて、
まったく世界が変わってしまったようです。
それでもまだ続けているのは、やはり楽しいからなのですが。
あの頃と比べると、カメラとスマートフォンの連携も随分簡単になり、
IGの写真もカメラの写真が多くなったみたい。
形も正方形のフォーマットだけではなくなってしまいました。
最近は特にカメラで撮ったきれいな写真がいっぱい溢れていて、
すごいなあとも思っていますが、
あまり惹かれる写真は少なかったりもします。
そしてわたしは、同じ機種の同じカメラ、という同じ条件で
いろんな人の表現を見るのが好きだったのだ、と気づきました。
意識してなかったけれど、私がフォローしている人のほとんどは
iPhoneで写真を撮っている人たちです。
そうか〜、iPhoneでそこまで出来るのか〜くそ〜!頑張るぞ!
みたいな気持ちになるのもまた楽しいのだと思います。
なので、今友達達と企画しているワークショップは、
スマートフォンでの写真撮影と加工を少し、です。
今更そんな企画に参加したいっていってくれる方がいらっしゃるかどうか分からないけれど、
素敵な場所をお借りして、素敵なものや可愛いお菓子、その時その時の一期一会な雰囲気を
記録する楽しさを一緒に体験できたらなあと思っています。
気候のいいうちに一回目を必ず開催したいと思っています。
(6月までに、、、ってことかな)
この3年間にさせてもらった個展やamelaboshopは、
いつもこれ以上ない場所で、これ以上ないくらい素敵な人の力添えで実現しました。
これまでさせてもらってきたあれやこれやの、すっごく楽しかった理由は
なんだったのか、どれがよかったのか、
あの時あの方が言ってくれたこと、教えてくれたこと、
来て下さった方が言ってくれたこと、
そばで手伝ってくれる友達が言ってくれたこと、
そんなことを思い返しながら企画しています。