台北旅行

茶藝館デビュー。
(台北には何度も行っていたのですが、茶藝館は初めて。
留学中に姉がお世話になっていたのは有名な茶藝館で、
ほかのお茶なんて飲まなくってよろしい!な状態だったので、、、、)
ずっといってみたかった紫藤蘆。
夜市にいくまえにいこうよ!と行ったのですが、
システムがよくわかっていなかった私たち。
3人でそれぞれ1種類ずつ頼むようだから、それぞれ楽しむのかと思ったら、
それぞれのお茶を3人で順番に3種類楽しむ形。
最初はお店の方が見本とお茶の説明をしにきてくれます。
日本語の話せるきれいな方がきてくれました。
愛想がいいわけではないけれど、いつも気を配っていてくれて嬉しかった。
そんなシステムとは知らなかったけれど、バランスよくお茶を頼んだ私たち!
(褒めてあげたい!)
私は台湾烏龍茶。
かなちゃんは老鉄観音。
ちかちゃんはプーアール茶。
台湾烏龍茶は花のような香り。
胸がすくような、頭が冴え渡るような、ちかちゃんが細胞が洗われるようだっていってましたが、
まさにそんな感じ。
老鉄観音は、まったりとこっくりとした、深い深い味わい。
飲むごとに美味しさが蓄積されるようでした。
そしてプーアールも、本当に美味しかった!
お稽古で飲むような特別なプーアール独特の美味しさ。
ガイドブックには絶対載っている有名なお店だからさぞ観光客が多いのだろうと思いましたが、
20時前というのもあったのか、まわりは台湾の方ばかり。
それぞれ、本を読んだり、新聞を読んだり、ラップトップで打ち合わせをしながらお茶を楽しんでいて、その雰囲気がとってもよかったのです。
お店のしつらえも、とっても素敵で、
お昼はお昼できっと素敵に違いないのですが、
夜の雰囲気も本当に素晴らしかった。
お店の人もときどきお湯をさしにきたり、次のお茶に移る?と目配せはしてくれるけれど、
あたたかく放置してくれて、いつまでもいつまでもいられる。
こんな近くに(近くじゃなくてもいい。電車で15分以内だったら、、、)
こんな場所があったらいいのに!と心から思いました。
いっぱいお茶を飲みながら、いっぱい話しました。
居心地がよくって、お茶が美味しくって、空間もゆっくりしていて、
ここがどこで、いつなのかわからなくなるような、
でも、積み重ねてきた時間があるからこその時間で、
本当にいい夜だった。
結局ここで3時間。
お茶に酔っぱらって、3人でふわふわしながら夜道を歩いて
そしたらまたどこかでね!と別れて、
スペシャルな夜になりました。
そこにいかないと出会えない人、そこに行かないと行けない場所、
一期一会、と、経験。