土曜日はdieciさんでの蚤の市でした。
3年ぶりの参加。
といっても、3年前は友達のブースにちょこっと参加させてもらっただけでしたが、
ソルトや石鹸、そして忘れていましたがインクジェットで出力したハガキも販売させてもらったんだった。
とってもとっても懐かしい。
あの頃は、人様の前に姿を現すなんて、とてもじゃないけど考えられなくて、
IGのフォロワーさんも結構数が増えてたはずなのに、告知もしないで、
細々とカフェの片隅にいた事を覚えています。
堀さんに、アメさんはどうしてインスタに書かないんですか?って聞かれて、
だってがっかりさせそうでいやです、とこたえたら、
堀さんが、自分なんて物はそれ以上でもそれ以下でもないのよ!と
力強く言ってくれたのを覚えている。
でもあの頃は、まだIGの友達に会うのもほんの限られた人たちだけだったし
(よく聞けば知り合いの知り合い、で身元が分かっている人、、という感じ)
IGと現実の世界はなんだか別物だったのをよく覚えています。
それでも閉店間際に書いたら、二人、それを見て会いにきてくれた人がいました。
照れくさかったけれど、とっても嬉しかったなあ。
それがわたしのデビューでした。
そして次の年の夏になる前に、それもdieciさんのガラスの展示のときに
石鹸とソルトをオーダーして下さって、たくさんの人の手元に
わたしの作った物が旅立ちましたが、このときはこそっと展示を覗いただけ、、、
で、その年の秋にカフェで個展をさせてもらって、
勇気をだして在廊したら、とってもとっても楽しくて、
あんなに躊躇してたのはなんだったんだ、という感じで今に至りますが、
それでも基本的は、みなさん、きっといいように想像してくれているだろうから
がっかりされなかったらいいなあ、といつも思っています。
そんな訳で、今年は友達の間借りではなく、お誘いを受け、
でも一人ではいろいろ無理だなあと思って、友人二人に声をかけ3人での参加となりました。
この数年間、いろんなところでばったり出会っていた大好きなBIRDS WORDSさんの伊藤利江さんもご一緒の日で、久しぶりにお会いできて嬉しかったし、少し前に買ってとっても気に入っている靴下のkarman lineさんにもご本人達にお会いできて嬉しかったし、wulさんはなんと3年前にわたしのポストカードを買ってくれていて、今もIGで見てますよといってもらってとっても嬉しかった。
フリーマーケットのメインはdieciさんのB品だから私たちのものなんて売れるのかなあと
3人で不安にかられながらも、窓の外の長蛇の列にどぎまぎしながら、
どうにか設営して(BIRDS WORDSさんのお助けを頂きながら、、)オープンしたら、
予想を超えるたくさんの方に見てもらえて、ほっとしました。
フリーマーケットに出した物のほとんどは不要品というよりは、
気に入っているけれど、今はあまり使っていなくて、でも処分するには忍びなく、
手元においていても眠らせているもの。
置いておきたい気持ちは半分以上だけれど、もっと使ってもらえるところに行った方がいいなあ、と
思うようなものばかりでした。
だから、特にそういう気持ちが強い物を、ゆっくり見てこれを、と言ってもらったら
とっても嬉しくて、思わず、大事にしてやって下さいね、と言ってしまったりしました。
ポットとか、器とか、どぎまぎして買った作家物とか。
そういう物は、今も買ったときの事を覚えているものが大半だから、
次の持ち主さんのところで大切にしてもらえたらいいなあ、と願っています。
こんな機会がなかったら、捨てる事もできないし、
ただただ溜め込んでいって、いつかはゴミになってたんだろうか、と思う。
買っていた頃もそう思っていました。
これは、いつか手放す時が来るのかなあと。
若い頃からアンティークマーケットが好きで、旅先でちょっと古いあれこれを
大切に選んで持って帰ってきました。
小さなシルバーのスプーン、回転式のカレンダー、お皿、カメラ、、、、
そういうものを手に入れた時、わたしが飛行機に乗せて持ち出してしまったから、
もうこれは本国(主にイギリスでした)に帰れないんだなあ、と思った事をよく覚えています。
ゴミにしちゃったらいけない、と思った事も。
その頃の物は思い入れが強すぎて、何度引っ越しても大切に一つの箱に仕舞って、
一緒に移動してきて、わたしと人生を共にしていますが、
それから日本で買った、だれかが海外から連れてきた古い物たちにも同じような
責任感を持たないと、と思うし、それは今の新しい物もそうだよなあ、と思います。
自分が好きで好きでたまらなかった物は、もうそれ以上使えないくらい使い古すか、
そうでなければ、次へ繋いでいきたい。
いつかamelaboshopはそんな場所にもしたいなあ、と思っています。
そんな気持ちとともに、ゴミになるような物だけは作るまい、と心に誓っています、、、